株主優待を検索しているとよく出てくる「優待利回り 1.5%」といった項目。正直、優待利回りってどういう計算式で算出されるのかを解説していきたい思います。
優待利回りの計算方法
優待利回りの計算方法は次のようになります。
優待利回り(%)=優待の価値(円)÷優待取得金額(円)
優待の取得金額に対して、“1年分”の優待の価値がどれくらい(%)あるかを表したものです。年二回優待がある場合は二回分の優待の合計「優待の価値」として算出されます。
実際の銘柄を例に挙げて計算をしてみましょう!
優待利回りの計算具体例
人気ランキングに常に上位の“すかいらーくホールディングス(8591)”の株主優待「お食事カード 3,000円分×年2回 合計6,000円分」を取得した場合、実際に優待利回りの実際の計算例は下記となります。
“すかいらーくホールディングス”の優待取得に必要な株数は100株で、株価は1,640円(2020年7月時点)とします。優待取得にかかる最低金額は、100株×1,640円=164,000円となり優待利回りは下記のようになります。
3.66%(優待利回り)=6,000円(優待の価値)÷164,000円(優待取得金額)
優待利回り3.66%となり、銀行の金利と比較すれば断然お得感があります。配当に近いQUOカードのような優待の場合は特に優待利回りを重視してできるだけ安い株価で権利取得ができればなおよしです。探せばもっと利回りのいい株があるのでは?と思う人もいると思います。そこで優待利回りの目安も確認しておきましょう。
お得な優待利回りの目安は?
優待利回りは“3.0%”を超えるものはかなりお得感があります。今は若干割高な銘柄でも事前に優待利回り計算して、優待利回りが“3.0%”を超える株価で指値しておくというのも賢い投資ですね。
優待利回りのまとめ
【優待利回りの計算式】
優待利回り(%)=優待の価値(円)÷優待取得金額(円)
【優待利回りのお得な目安】
“3.0%”以上
賢く運用して株主優待ライフを満喫しましょう。